東京都羽村市を拠点に屋根・外壁塗装を行っている株式会社望月建築塗装です。

本日は、先日ご紹介させて頂きました山梨県で行わせて頂いております別荘の外壁塗装工事のご紹介になります。

目次

外壁塗装工事を行う前の現地調査

外壁塗装工事前の現地調査について
外壁塗装工事を成功させるためには、事前の現地調査が不可欠です。この調査は、単に見積もりを出すためだけでなく、建物の状態を正確に把握し、適切な施工計画を立てるための重要なプロセスです。

  1. 現地調査の目的
    現地調査の主な目的は以下の通りです。
  • 建物の現状把握: 外壁の劣化状況、材質、既存塗膜の状態などを詳細に確認します。
  • 適切な工法の選定: 建物の状態やお客様のご要望に合わせて、最適な塗料や工法を選定します。
  • 正確な見積もりの作成: 必要な作業範囲、足場の設置場所、塗料の種類などを考慮し、正確な費用を算出します。
  • 問題点の洗い出し: 普段気づかないようなひび割れ、浮き、カビ、コケ、雨漏りの兆候などを発見し、適切な処置を提案します。
  • 安全な作業環境の確認: 足場の設置場所や近隣への配慮事項などを確認し、安全に工事を進めるための計画を立てます。
  1. 現地調査での主な確認ポイント
    調査員は、以下の点を中心に細かく確認します。
    2.1. 外壁本体の状況
  • ひび割れ(クラック): 幅や深さ、発生箇所を確認し、補修の必要性を判断します。
  • 塗膜の劣化: チョーキング(白亜化)、剥がれ、膨れ、色あせなどの状態を確認します。
  • カビ・コケ・藻の発生: 発生状況や原因を特定し、適切な洗浄方法を検討します。
  • 浮き・剥がれ: 外壁材と下地の密着不良がないかを確認します。
  • 変色・退色: 紫外線などによる色の変化を確認します。
  • 外壁材の種類: サイディング、モルタル、ALCなど、外壁材の種類を特定し、それに適した塗料を選定します。
    2.2. シーリング(コーキング)の状況
  • 劣化: ひび割れ、肉やせ、剥がれ、硬化など、シーリング材の劣化状況を確認します。シーリングは雨水の浸入を防ぐ重要な役割があるため、特に念入りに確認されます。
    2.3. 付帯部の状況
    外壁以外の部分も塗装の対象となることが多いため、以下の付帯部の状態も確認します。
  • 軒天(のきてん): 剥がれやカビ、雨染みがないか。
  • 破風(はふう)・鼻隠し(はなかくし): 塗膜の劣化や腐食がないか。
  • 雨樋(あまどい): 破損や詰まり、変形がないか。
  • 水切り(みずきり): 錆や変形がないか。
  • シャッターボックス・戸袋: 錆や色あせがないか。
  • 基礎: ひび割れや汚れがないか。
    2.4. 周辺環境の確認
  • 足場の設置スペース: 足場を安全に設置できるスペースがあるか、隣地との距離などを確認します。
  • 隣家との距離: 塗料の飛散や騒音など、近隣への配慮が必要な点を把握します。
  • 日当たり・風通し: 塗料の乾燥時間や、カビ・コケの発生しやすい環境かを判断します。
  • 植栽・障害物: 作業の妨げになるものがないか確認し、必要に応じて養生計画を立てます。

木部専用塗料 コンゾラン塗装

コンゾランとキシラデコール違い

「コンゾラン」と「キシラデコール」は、どちらも木材保護塗料ですが、主な違いは「塗膜の形成の有無」と「主成分」にあります。

キシラデコール(浸透タイプ)

  • 特徴:
  • 浸透タイプ: 木材に深く浸透し、表面に塗膜をほとんど形成しません。木の呼吸を妨げず、木材本来の風合いや木目を生かします。
  • 防腐・防カビ・防虫効果: 木材の内部からこれらの効果を発揮し、長期間木材を保護します。
  • 油性: 主に油性の製品が多く、高い耐候性を持っています。
  • 塗り替え: 塗膜を形成しないため、塗り替えの際にはゴミやホコリを落とすだけで上塗りできるなど、メンテナンス性に優れています。
  • 用途: ウッドデッキ、フェンス、ログハウス、木橋の欄干など、屋外の木部全般に広く使用されます。特に、木の風合いを重視したい場合に適しています。

コンゾラン(キシラデコール コンゾラン、造膜タイプ)

  • 特徴:
  • 造膜タイプ: 木材の表面に塗膜を形成します。この塗膜が、雨や日光などの外的要因から木材を強力に保護します。
  • 水性: 水性塗料であり、環境に優しく、臭いが少ないのが特徴です。
  • 柔軟な塗膜: 塗膜が柔軟性に富むため、木材の伸縮に順応し、ひび割れや剥がれが起こりにくいとされています。
  • 高い着色力: 鮮やかな発色が可能で、古い木材でも明るく仕上げることができます。
  • 通気性: 塗膜に通気性を持たせることで、木材中の水分を水蒸気として逃がし、ムレを防ぎます。
  • 防腐・防カビ・防虫効果: キシラデコールと同様に、防腐・防カビ・防虫剤が配合されています。
  • 用途: 下見板、羽目板、破風、戸袋、窓枠など建築物の内外部や、神社・鳥居、橋の欄干など、高い耐久性や鮮やかな仕上がりが求められる木部全般。特に、古材の美観を向上させたい場合や、より強力な保護を求める場合に適しています。

コンゾランが向いている人

コンゾラン(キシラデコール コンゾラン)を選ぶメリットは多岐にわたります。主なメリットは以下の通りです。

  • 優れた耐久性と保護性能(造膜タイプ):
  • 木材の表面に強力な塗膜を形成するため、雨、紫外線、風などの厳しい屋外環境から木材を効果的に保護します。
  • この塗膜により、木材の劣化(木焼け、灰化、ひび割れなど)を強力に抑制し、美観を長期間維持します。
  • 特に、劣化がすでに始まっている古材でも、塗膜で表面を覆うことで、見た目を大きく改善し、寿命を延ばすことができます。
  • 塗膜の柔軟性と通気性:
  • コンゾランの塗膜は柔軟性に富んでおり、木材が温度や湿度によって伸縮する動きに追随します。これにより、塗膜のひび割れや剥がれが発生しにくく、塗膜の耐久性が向上します。
  • 塗膜に通気性があるため、木材内部の余分な水分を水蒸気として外部に放出します。これにより、塗膜内で湿気がこもり、ムレによる塗膜の膨れや剥がれ、さらには木材の腐朽を防ぎます。
  • 高い着色力と美観:
  • 顔料の隠ぺい力が高いため、木材の木目を完全に覆い隠し、鮮やかな色彩で仕上げることができます。
  • 特に、古くなって色あせてしまった木材や、シミがある木材なども、コンゾランを塗ることで均一で美しい仕上がりに生まれ変わらせることが可能です。
  • 豊富なカラーバリエーションがあり、建物の外観や周囲の景観に合わせて、好みの色を選ぶことができます。
  • 水性で環境に優しい:
  • 水性塗料であるため、油性塗料に比べてシンナーなどの溶剤臭が少なく、作業環境が快適です。
  • VOC(揮発性有機化合物)の排出量が少ないため、環境負荷が低く、学校や幼稚園、牧場などの公共施設や家畜飼育場でも安心して使用できます。
  • 防腐・防カビ・防虫効果:
  • キシラデコールシリーズと同様に、木材を腐朽菌、カビ、木材害虫(ヒラタキクイムシなど)から守る薬剤が配合されています。これにより、木材の耐久性をさらに高めます。
  • メンテナンス性(塗り替え):
  • 造膜タイプでありながら、塗膜が柔軟であるため、通常の塗膜型塗料に比べて塗り替え時の下地処理が比較的容易な場合があります(著しい劣化がない限り)。
    コンゾランが特に適しているケース
  • 木材の劣化が目立つ場合: 古くなり、色あせや傷みが気になる木材の美観を回復させたい場合。
  • より強力な保護を求める場合: 雨風や紫外線にさらされる過酷な環境下の木材を、長期間しっかりと保護したい場合。
  • 鮮やかな色彩で仕上げたい場合: 木材の風合いを活かすよりも、はっきりとした色で建物の印象を変えたい、あるいは新しいデザインにしたい場合。
  • 環境への配慮や臭いを抑えたい場合: 水性塗料のメリットを重視し、作業時の臭いを抑えたい場合。
    これらのメリットから、コンゾランは特に屋外の木材で、強力な保護と鮮やかな美観、そして環境への配慮を求める場合に非常に有効な選択肢となります。

明日、引き続きの作業を行います。完工したらこちらの記事についてご紹介いたしますのでお楽しみに~

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