本日は、閑静な住宅街で外壁塗装工事を行わせていただきましたお客様から追加工事のご依頼を頂きましたのでご紹介させて頂きます。
目次
基礎塗装工事

まず、基礎塗装工事の重要性について
基礎塗装工事は、建物の美観を保つだけでなく、その耐久性と安全性を確保する上で非常に重要な役割を担っています。基礎は建物を支える土台であり、常に外部環境にさらされています。適切な塗装が施されていない場合、様々な問題が発生する可能性があります。
基礎塗装の主な重要性
基礎塗装の重要性は、以下の点に集約できます。
- 防水・防湿効果の向上: 基礎は地面に接しているため、常に土壌からの湿気や雨水の影響を受けています。塗装を施すことで、基礎表面に防水層を形成し、水の侵入を防ぎます。これにより、基礎内部への水の浸透によるコンクリートの劣化(中性化、ひび割れなど)や、建物の内部への湿気の侵入によるカビの発生、木材の腐食などを防ぎます。
- 耐久性の向上と劣化の抑制: 塗装は基礎コンクリートを紫外線、風雨、化学物質などから保護します。これらの外部要因はコンクリートの表面を劣化させ、強度を低下させる原因となります。塗装はこれらの影響を軽減し、基礎の寿命を延ばすことに貢献します。また、コンクリートのひび割れや欠けを未然に防ぐ効果も期待できます。
- 美観の維持と向上: 基礎は建物の顔の一部であり、きれいに塗装されていると建物全体の印象が向上します。汚れやカビの付着、変色などを防ぎ、新築時の美しさを長く保つことができます。また、ひび割れや汚れが目立つ基礎は、建物全体の老朽化を感じさせる原因にもなりかねません。
- シロアリ・害虫対策: 基礎のひび割れや隙間は、シロアリやその他の害虫の侵入経路となる可能性があります。適切な塗装でこれらの隙間を塞ぐことで、害虫の侵入リスクを低減できます。特に、シロアリは建物の構造材を食い荒らすため、その対策は非常に重要です。
- 資産価値の維持: 基礎の状態は、建物の資産価値に直結します。定期的なメンテナンスとしての基礎塗装は、建物の健全な状態を保ち、将来的な売却や賃貸を検討する際にも有利に働きます。
基礎塗装を怠った場合のリスク
基礎塗装を怠ると、上記で述べた効果が得られないばかりか、以下のようなリスクに直面する可能性があります。 - コンクリートの中性化の進行: 雨水や空気中の二酸化炭素がコンクリート内部に侵入し、アルカリ性であるコンクリートが中性化します。中性化が進行すると、コンクリート内部の鉄筋が錆びやすくなり、膨張してコンクリートを破壊する「爆裂」現象を引き起こす可能性があります。
- ひび割れや欠けの発生・拡大: 塗装による保護がないと、温度変化や乾燥収縮などにより基礎にひび割れが生じやすくなります。小さなひび割れも放置すると拡大し、水の浸入を許してさらなる劣化を招きます。
- カビやコケの発生: 湿気が多い環境では、基礎表面にカビやコケが発生しやすくなります。これらは美観を損ねるだけでなく、基礎材の劣化を促進することもあります。
- 建物の構造材への悪影響: 基礎から侵入した湿気が建物の木材などの構造材に影響を与え、腐朽やシロアリ被害の原因となる可能性があります。これは建物の耐久性を著しく低下させ、最悪の場合、大規模な修繕が必要となることもあります。
これらの理由から、基礎塗装工事は建物の長期的な維持管理において不可欠な要素と言えます。定期的な点検と適切な時期での塗装工事を行うことで、大切な住まいを長く、快適に保つことができます。
ご自宅の基礎の状況についてご心配な点があれば、株式会社望月建築塗装にご相談ください!!
基礎塗装の工程
- 高圧洗浄
最初の工程は、基礎表面に付着した汚れ、カビ、コケ、埃などを徹底的に除去する高圧洗浄です。
- 目的: 塗料の密着性を高めるため、表面の不純物を完全に洗い流します。汚れが残っていると、塗料が剥がれやすくなったり、塗膜の浮きや膨れの原因となります。
- 作業内容: 専用の高圧洗浄機を用いて、基礎全体を均一に洗浄します。特にカビやコケが多い箇所は、専用の薬剤を併用することもあります。
- 注意点: 洗浄後は、基礎が完全に乾燥するまで次の工程に進みません。湿気が残っていると、塗膜の膨れや剥がれの原因となります。天候にもよりますが、通常1日~数日の乾燥期間を設けます。
- 既存の塗膜や浮き箇所のケレン・除去
既存の塗膜がある場合や、既に塗膜が浮いている箇所がある場合は、その除去作業を行います。
- 目的: 新しい塗料が既存の塗膜の上から良好に密着するよう、劣化している部分を取り除きます。
- 作業内容: ワイヤーブラシ、スクレーパー、皮すきなどの工具を用いて、脆弱な塗膜や浮いている部分を削り取ります。粉塵が出やすいため、マスクなどの保護具を着用して作業します。


- ひび割れ補修
基礎に発生しているひび割れを補修する重要な工程です。
- 目的: ひび割れから水が浸入するのを防ぎ、コンクリート内部の劣化を抑制します。また、美観の向上にもつながります。
- 作業内容:
- Vカット/Uカット: 表面の小さなひび割れであっても、内部まで補修材が浸透するように、V字やU字にカットして開口部を広げることがあります。
- プライマー塗布: 補修材の密着性を高めるために、ひび割れ内部にプライマーを塗布します。
- コーキング/エポキシ樹脂注入: ひび割れの幅や深さに応じて、弾力性のあるコーキング材やエポキシ樹脂を充填し、ひび割れを完全に塞ぎます。
- モルタル補修: 大きな欠損箇所や広範囲のひび割れには、モルタルで埋め戻し、平滑に仕上げます。
- 注意点: 補修材が完全に硬化するまで乾燥させます。
- 養生
塗装しない箇所や、塗装面以外への塗料の飛散を防ぐための保護作業です。
- 目的: 周囲の壁、窓、玄関ドア、植木などに塗料が付着するのを防ぎ、仕上がりをきれいに保ちます。
- 作業内容: マスカー(養生シートとテープが一体になったもの)やビニールシート、マスキングテープなどを用いて、塗装しない箇所を丁寧に覆います。
下塗り作業 塗装工事


- 下塗り(シーラー/プライマー)
基礎塗装の最初の塗料層となる下塗りです。
- 目的:
- 密着性の向上: 基礎コンクリートと上塗り塗料の密着性を高めます。これにより、上塗り塗料の剥がれや浮きを防ぎます。
- 吸い込み防止: コンクリートは塗料を吸い込みやすい性質があります。シーラーを塗ることで、上塗り塗料の吸い込みムラを防ぎ、均一な仕上がりを実現します。
- 劣化抑制: 基礎コンクリートの劣化を抑制し、耐久性を向上させる効果もあります。
- 作業内容: ローラーや刷毛を用いて、基礎全体に均一にシーラーまたはプライマーを塗布します。
- 注意点: メーカー推奨の乾燥時間を守り、完全に乾燥させてから次の工程に進みます。
中塗り作業 塗装工事

- 中塗り
下塗りの上に塗る塗料の層で、上塗り塗料の性能を最大限に引き出す役割があります。
- 目的:
- 塗膜の厚み確保: 塗膜に十分な厚みを持たせることで、耐久性や保護性能を高めます。
- 発色の向上: 上塗り塗料の色をより鮮やかに、均一に発色させる効果があります。
- 下地の透け防止: 下地の色や模様が透けて見えないようにする役割もあります。
- 作業内容: ローラーや刷毛を用いて、均一に塗布します。
- 注意点: 中塗りが完全に乾燥してから上塗りを行うことが重要です。
上塗り作業 塗装工事

- 上塗り(仕上げ塗り)
塗装工程の最終段階で、建物の美観と保護性能を決定づける重要な工程です。
- 目的:
- 美観の仕上げ: 希望の色や質感に仕上げ、建物の外観を美しく整えます。
- 最終的な保護層の形成: 紫外線、風雨、化学物質などから基礎を保護する最終的な層を形成します。
- 作業内容: ローラーや刷毛を用いて、ムラなく均一に塗布します。通常、上塗りは2回行うことで、より耐久性の高い塗膜を形成し、発色も良くなります。
- 注意点: 塗り残しや塗りムラがないように、丁寧に作業します。
- 養生撤去・清掃・最終確認
全ての塗装作業が終了したら、養生を撤去し、清掃を行います。
- 目的: 塗装後の周辺をきれいにし、仕上がりを確認します。
- 作業内容:
- 養生撤去: 塗料が乾いたことを確認し、養生テープやシートを慎重に剥がします。
- 清掃: 塗料の飛び散りがないか確認し、周辺をきれいに清掃します。
- 最終確認: 塗装面にムラがないか、ひび割れ補修が適切に行われているか、その他気になる点がないかなど、全体的に最終チェックを行います。
これらの工程を一つ一つ丁寧に行うことで、基礎塗装は本来の性能を発揮し、建物の価値を長期間維持することに貢献します。
T様この度は、追加工事のご依頼を頂き有難う御座いました!!今後とも末永いお付き合いの程宜しくお願い致します。
今後も、塗装について🆙していきますので、ご自宅の塗装工事をされる際の参考にしてください!!
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