東京都羽村市を拠点に屋根・外壁塗装工事を行っている株式会社望月建築塗装です。

本日は、先日に引き続き閑静な住宅街で行わせて頂きましたシーリング工事についてブログを🆙していきます(^^)/

シーリング作業前に下地を乾燥させることは、非常に重要です。乾燥が不十分だと、以下のような問題が発生する可能性があります。

  • シーリング材の密着不良: 湿気が残っていると、シーリング材が下地にしっかり密着せず、剥がれやひび割れの原因になります。
  • 硬化不良: シーリング材の種類によっては、湿気があると硬化が阻害され、本来の性能が発揮されません。
  • 耐久性の低下: 密着不良や硬化不良が起きると、シーリングの防水性や気密性が低下し、結果的に建物の劣化を早めることになります。
  • ふくれや泡の発生: 湿気がシーリング材の内部に取り込まれることで、硬化後にふくれや泡が発生し、見た目も悪くなります。
    乾燥の目安
    乾燥の目安は、下地の種類や環境によって異なりますが、一般的には以下の点に注意してください。
  • 目視確認: 表面が乾いているように見えても、内部に湿気が残っている場合があります。
  • 触診: 触ってみて湿り気を感じないことを確認します。
  • 含水率計の利用: 専門的な作業では、含水率計を使用して下地の含水率を測定することが推奨されます。
  • 天候: 雨や雪の後はもちろん、湿度が高い日も乾燥に時間がかかります。
    乾燥を促す方法
  • 十分な換気: 風通しを良くして、湿気を排出します。
  • 送風: 扇風機や送風機を使用して、強制的に乾燥を促します。
  • 除湿: 除湿機を使用することも有効です。
  • 養生期間: 塗料やプライマーを使用している場合は、それぞれのメーカーが推奨する乾燥時間を守るようにしてください。
    シーリング作業は、建物の防水性や耐久性を確保するための重要な工程です。
目次

シーリング工事の施工手順

シーリング(コーキング)は、建物の隙間を埋めて防水性や気密性を高めるための重要な工事です。適切な手順で行うことで、長持ちするシーリングが実現できます。

シーリングの一般的な施工手順
シーリング工事は、既存のシーリングの状況によって「打ち替え」と「増し打ち」の2つの方法があります。ここでは、劣化したシーリングを完全に除去して新しく施工する「打ち替え」を想定した手順を解説します。

  1. 既存シーリング材の撤去
    劣化したシーリング材は、カッターや専用の工具を使って丁寧に除去します。目地を傷つけないように注意し、古いシーリング材が残らないように完全に剥がすことが重要です。
  2. 清掃・下地処理
    目地内のゴミ、ホコリ、油分などをブラシやダスターで徹底的に清掃します。この工程が不十分だと、シーリング材がしっかりと密着せず、剥がれの原因となります。下地が濡れている場合は、完全に乾燥させてから次の工程に進みます。
  3. 養生(マスキングテープ貼り)
    シーリング材がはみ出さないように、目地の両側にマスキングテープを貼ります。仕上がりの美しさに直結する重要な工程なので、まっすぐに丁寧に貼ることがポイントです。
  4. バックアップ材の装填・ボンドブレーカーの貼り付け
    目地の深さや形状に合わせて、適切なバックアップ材を装填します。バックアップ材は、シーリング材の充填深さを調整し、三面接着(目地の底面と両側面すべてにシーリング材が接着すること)を防ぐ役割があります。三面接着になると、建物の動きや温度変化による伸縮にシーリング材が追従できず、ひび割れや剥離の原因となるため、二面接着(両側面のみに接着)にすることが推奨されます。
    また、目地が浅い場合など、バックアップ材が使えない箇所にはボンドブレーカーと呼ばれるテープを貼って、シーリング材が目地底に接着するのを防ぎます。
  5. プライマーの塗布
    シーリング材と下地の密着性を高めるために、専用のプライマーを刷毛などで均一に塗布します。プライマーは、シーリング材の種類や下地の材質に合ったものを選び、塗りムラや塗り忘れがないように注意します。プライマーが完全に乾燥するまで待ってから次の工程に進みます。
  6. シーリング材の充填
    シーリングガンにシーリング材をセットし、ノズルの先端を目地の底に付けながら、空気が入らないように均一に充填していきます。途中で途切れないように、目地全体にしっかりとシーリング材を押し込むイメージで充填します。適切な量は、サイディング面よりやや厚めに盛り上がるくらいが目安です。
  7. ならし・仕上げ
    充填したシーリング材が硬化する前に、ヘラなどを使って表面を平らにならします。このとき、シーリング材を奥までしっかりと押し込み、余分なシーリング材を取り除き、きれいな仕上がりにします。
  8. 養生の撤去(マスキングテープ剥がし)
    シーリング材の表面が硬化する前に、マスキングテープを速やかに剥がします。硬化してから剥がすと、シーリング材が一緒に剥がれたり、仕上がりがガタガタになったりする原因になります。丁寧に、一気に剥がすのがコツです。
  9. 点検・清掃
    最後に、シーリングの状態を点検し、はみ出しや汚れがあれば拭き取ってきれいにします。
    シーリング材の種類について
    シーリング材には様々な種類があり、使用する場所や目的に応じて選定することが重要です。主な種類は以下の通りです。

シーリングの種類

シーリング材(コーキング材とも呼ばれます)は、建物の隙間を埋めて防水性、気密性、そして美観を保つために非常に重要な役割を果たします。用途や必要な性能に応じて、様々な種類のシーリング材が使い分けられます。
ここでは、代表的なシーリング材の種類とその特徴、主な用途について解説します。

  1. シリコーン系シーリング材
  • 特徴:
  • 耐熱性、耐候性、耐水性、耐久性に非常に優れている。
  • 高い弾力性を持つ。
  • 撥水性が高く、水回りでの使用に最適。
  • 安価でホームセンターなどでも手に入りやすい。
  • デメリット: 上から塗料を塗ることができない(塗装ができない)。また、プライマーなしで様々な下地に接着するため、周辺部を汚染する「ブリード現象」が起こることがある。
  • 主な用途:
  • 浴室、洗面台、キッチンなどの水回りの目地
  • ガラス周り、サッシ周り(外壁以外の箇所)
  • FRP製品の補修など
  1. 変成シリコーン系シーリング材
  • 特徴:
  • シリコーン系の優れた特性(耐候性、耐久性など)を持ちつつ、上から塗装が可能なのが最大の特徴。
  • ブリード現象が起こりにくい「ノンブリードタイプ」が主流。
  • 密着性に優れ、様々な下地に対応できる汎用性の高さ。
  • 価格はシリコーン系より高め。
  • 主な用途:
  • 外壁の目地(窯業系サイディング、ALC、コンクリートなど)
  • サッシ周り、板金加工部分
  • モルタルやコンクリートのひび割れ補修
  • 屋根材の接合部など、塗装を前提とする外部のシーリング全般
  1. ポリウレタン系シーリング材
  • 特徴:
  • 耐久性、密着性に優れている。
  • 弾力性があり、建物の動きに追従しやすい。
  • 上から塗装が可能。
  • デメリット: 紫外線に弱いため、必ず塗装で保護する必要がある。硬化に時間がかかる場合がある。ホコリを吸い付けやすい傾向がある。
  • 主な用途:
  • 外壁の目地(特に塗装が前提となる場合)
  • コンクリート、モルタル、ALC板などのひび割れ補修
  • ウレタン防水の下地処理や端末処理
  1. アクリル系シーリング材
  • 特徴:
  • 水性タイプで作業性が良く、臭いも少ない。
  • 比較的安価。
  • 上から塗装が可能。
  • デメリット: 硬化後に「肉やせ」(体積が減ってへこむこと)が起こりやすい。耐候性、耐久性が他のシーリング材に比べて低い。
  • 主な用途:
  • 内装の目地、巾木の隙間など
  • 新築時の仮止めや、一時的な補修
  • 比較的動きの少ないモルタルやコンクリートのひび割れ補修(塗装前提)
  1. その他のシーリング材
  • ポリサルファイド系シーリング材: 耐久性に優れ、汚れにくい特性がある。タイル目地や石材目地などに使用されることが多いが、柔軟性はあまり高くない。
  • シリル化アクリレート系シーリング材: 高耐候性、高耐久性を持ち、撥水汚染が少ない。カーテンウォール、ガラス周り、タイル、コンクリートなどに使われる。
  • ブチルゴム系シーリング材: 粘着性が高く、表面に皮膜を形成するが内部は硬化しない。主に配管やダクト、各種パネル・ボードの継ぎ目などに使われる。耐候性はあまり高くない。
    1成分形と2成分形
    シーリング材は、製品の形態によっても分類されます。
  • 1成分形(1液型): カートリッジに入っており、専用ガンにセットしてそのまま使用できるタイプ。DIYでも扱いやすく、部分的な補修に適しています。空気中の水分と反応して硬化するもの(湿気硬化型)や、溶剤が蒸発して硬化するもの(乾燥硬化型)があります。
  • 2成分形(2液型): 基剤と硬化剤の2つに分かれており、使用直前にこれらを混ぜ合わせて使用するタイプ。プロの業者などが大規模な工事で使用することが多く、混ぜ合わせることで硬化速度や粘度を調整できるメリットがあります。
    適切なシーリング材を選ぶことで、施工箇所の防水性や耐久性を最大限に引き出すことができます。用途や下地の種類、上から塗装をするかどうかなどを考慮して、最適なシーリング材を選びましょう。

オートンイクシードのご紹介

「オートンイクシード」は、オート化学工業株式会社が製造・販売している高耐久性のシーリング材です。特に外壁の目地などに使われ、その優れた性能から多くの住宅や建築物で採用されています。
オートンイクシードの主な特徴
オートンイクシードは、従来のシーリング材が抱えていた弱点を克服し、以下のような優れた特徴を持っています。

  • 超寿命(約30年以上の耐久性)
    新開発の「LSポリマー」という特殊な高耐久性樹脂を配合しており、一般的なシーリング材(約5~10年程度)と比べて格段に長持ちします。メーカーの試験では、30%の圧縮と拡大の繰り返しを4000回、それを3回繰り返しても異常がないという結果が出ています。これにより、メンテナンスサイクルの延長や、ライフサイクルコストの削減に貢献します。
  • 可塑剤フリー
    一般的なシーリング材に含まれる可塑剤(柔軟性を与える成分)を使用していません。可塑剤は経年で流出し、シーリング材が硬くなったり、表面がべたつき、黒い汚れ(ブリード現象)を発生させたりする原因になります。オートンイクシードは可塑剤を含まないため、長期にわたって柔軟性を保ち、美観を維持できます。
  • 汚れ防止機能
    「CRオリゴマー」という汚れ防止成分が配合されており、硬化初期のべたつきを軽減し、表面に汚れが付着しにくくなっています。これにより、シーリングのきれいな状態を長く保つことができます。
  • 優れた追従性(低モジュラス)
    建物の動きや温度変化による外壁の伸縮に非常に強く追従します。高い伸縮性(一般的なシーリング材が400%程度なのに対し、オートンイクシードは1000%超)と低い反発力(低モジュラス)を併せ持つため、シーリング材が破断したり、外壁材に負担をかけたりするリスクを軽減します。
  • 豊富なカラーバリエーション
    様々な外壁材に合わせた豊富なカラーバリエーションが用意されており、外観の美しさを損なわずにシーリングを施工できます。
    オートンイクシードの価格と施工
    オートンイクシードは、その優れた性能ゆえに、一般的なシーリング材に比べて価格は高めです。しかし、耐用年数が長いため、長期的に見るとメンテナンス費用を抑えられるというメリットがあります。
  • 打ち替えの場合の費用目安: 一般的なシーリング材が1mあたり700円~1,200円程度なのに対し、オートンイクシードは1mあたり950円~1,400円程度とされています。
  • 増し打ちの場合の費用目安: オートンイクシードは1mあたり650円~850円程度です。
    施工上の注意点
    オートンイクシードは高性能なシーリング材ですが、その性能を最大限に引き出すためには適切な施工技術が求められます。
  • 徹底した下地処理: 目地内の清掃、プライマーの塗布など、下地処理を丁寧に行うことが重要です。
  • 二面接着の徹底: シーリング材が目地の底に接着しないように、バックアップ材やボンドブレーカーを適切に使用し、二面接着(両側面のみに接着)を徹底することが重要です。三面接着になると、建物の動きに追従できず、シーリング材が破断する原因となります。
  • 乾燥時間の確保: 一般的なシーリング材と比べて乾燥に時間がかかる場合があるため、適切な乾燥時間を確保する必要があります。
    オートンイクシードは、高い耐久性と美観維持性能を求める方に非常に適したシーリング材です。もし外壁塗装やシーリングの打ち替えを検討されているのであれば、選択肢の一つとして株式会社望月建築塗装へお問合せ下さい。

株式会社望月建築塗装は、外壁診断士を保有しているスタッフがお伺いさせて頂きプロの目で、建物の健康診断を行わせていただきます(^^♪

お見積り・調査無料で行わせて頂いておりますのでお気軽にお問合せ下さい(^^)/

東京都羽村市を中心に、山梨県・埼玉県・神奈川県と屋根・外壁塗装工事を行わせて頂いております(^^♪

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