東京都羽村市を拠点に屋根・外壁塗装を専門に行っている株式会社望月建築塗装です。

塗装工事前の現地調査について

本日は、塗装工事前の現地調査についてブログを🆙していきます。

塗装工事前の現調(げんちょう)は、塗装工事を始める前に行う現地調査のことです。
具体的には、塗装を行う建物の現状の状態を詳しく確認する作業を指します。この現調が、工事の品質や費用、期間を左右する非常に重要なステップとなります。
現調では、以下のような項目を専門の業者が確認します。

  • 塗装面の状態: ひび割れ、剥がれ、汚れ、カビ、藻の発生状況などを細かくチェックします。
  • 下地の状態: 塗装の下にある素材(コンクリート、モルタル、サイディングボード、金属など)の劣化具合や損傷の有無を確認します。
  • 付帯部の状態: 雨樋、軒天、破風板、笠木などの状態も確認し、必要に応じて補修や塗装の範囲に含めるかを検討します。
  • 周辺環境: 建物の立地条件(日当たり、風通し、交通量など)や、近隣の建物との距離などを考慮し、適切な塗料や工法を選定するために確認します。
  • 計測: 外壁の面積や窓の数などを計測し、必要な塗料の量や工事期間を見積もるために行います。
  • お客様の要望: お客様の希望する色や塗料の種類、予算、工事期間などをヒアリングします。
    これらの情報を総合的に判断し、最適な塗料の選定、適切な施工方法の決定、正確な見積もりの作成に繋げます。
  • 手抜き工事や不必要な工事を防ぐ: 建物の状態を正確に把握することで、本当に必要な工事だけを行うことができます。
  • 工事後のトラブルを減らす: 事前に問題点を見つけて対処することで、工事後の塗膜の剥がれや早期の劣化といったトラブルを未然に防ぎます。
  • 最適な塗料と工法を選べる: 建物の状態や環境に合った塗料と工法を選ぶことで、塗料の性能を最大限に引き出し、建物を長持ちさせることができます。
  • 正確な見積もりを得られる: 必要な工事内容と塗料の量が明確になるため、不透明な追加費用が発生するリスクを減らすことができます。
    もし、これから塗装工事を検討されているのであれば、必ず複数の業者に現調を依頼し、それぞれの診断結果や提案、見積もりを比較検討することをおすすめします。

チョーキング現象が発生しています。まず、チョーキング現象とはなにか?

チョーキング現象とは、外壁や屋根の塗装の表面が、紫外線や雨などの経年劣化によって、塗料に含まれる顔料が粉状になって表面に浮き出てくる現象のことです。
外壁を触ると、まるでチョークの粉のように白い粉が付着するため、この名前が付けられました。白っぽい粉だけでなく、塗料の色と同じような粉が付くこともあります。別名「白亜化(はくあか)」とも呼ばれます。
チョーキング現象は、塗膜の劣化が進んでいるサインであり、放置すると以下のようなリスクがあります。

  • 防水機能の低下: 塗膜が劣化することで、雨水が外壁材に浸み込みやすくなり、雨漏りの原因になります。
  • 建物の寿命を縮める: 水分の浸入は、外壁材だけでなく、内部の構造材の腐食にも繋がり、建物の寿命を縮める可能性があります。
  • カビや藻の発生: 湿気を帯びやすくなった外壁は、カビや藻が繁殖しやすい環境になります。
  • 美観の低下: 白い粉が付着することで、外壁の色褪せが目立ち、美観を損ないます。
    チョーキング現象の確認方法は簡単です。
  • 外壁を指で軽くこすってみる: 指に白い粉が付着すれば、チョーキング現象が起きています。
  • 雨上がりなどに外壁の色ムラを確認する: 塗膜が劣化していると、水分を吸収しやすくなり、部分的に濃く見えることがあります。
    もし、ご自宅の外壁でチョーキング現象を確認したら、早めに専門の業者に相談し、適切な時期に塗り替えなどのメンテナンスを行うことをおすすめします。

外壁の剥がれは、建物の美観を損なうだけでなく、雨水の浸入を招き、建物の構造自体を傷めてしまう深刻な問題です。放置すると、雨漏り、カビの発生、構造材の腐食など、様々な二次的な被害を引き起こす可能性があります。
外壁の剥がれの原因は多岐にわたりますが、主なものとしては以下のものが挙げられます。

  • 塗膜の経年劣化: 紫外線、雨、風、温度変化などによって、塗膜の弾力性や密着性が失われ、剥がれてしまうことがあります。これは、チョーキング現象が進行した結果として起こることもあります。
  • 下地処理の不備: 塗装前の下地処理が不十分だと、塗料がしっかりと密着せず、早期に剥がれてしまうことがあります。例えば、汚れや油分が残っていたり、下地のひび割れや浮きを補修していなかったりする場合などです。
  • 不適切な塗料の選定: 外壁材の種類や状態に合わない塗料を使用すると、塗膜が早期に剥がれることがあります。
  • 施工不良: 塗料の希釈率が間違っていたり、乾燥時間が不足していたりするなど、職人の技術不足や手抜き工事によって剥がれが生じることがあります。
  • 水分による影響: 外壁材の内部に水分が浸入し、それが凍結融解を繰り返すことで、塗膜が押し出されて剥がれることがあります。サイディングボードのシーリングの劣化などが原因となることが多いです。
  • 地震や建物の動き: 地震や建物のわずかな動きによって、塗膜にひび割れが生じ、そこから剥がれが広がることもあります。
  • 物理的な衝撃: 物がぶつかったり、強い風雨にさらされたりすることで、塗膜が剥がれることがあります。
    外壁の剥がれを発見した場合の対処法としては、
  • 早めに専門の業者に相談する: 剥がれの原因を特定し、適切な補修方法を判断してもらう必要があります。
  • 自分で応急処置をする場合は、剥がれが広がらないようにする: 剥がれかかっている部分をテープなどで仮止めしたり、ブルーシートで覆ったりするなどの応急処置が考えられますが、あくまで一時的なものです。
    しっかりとした現調を行わないと、外壁の剥がれの原因を特定することが難しく、適切な補修方法を選ぶことができません。 例えば、単に上から新しい塗料を塗っただけでは、根本的な原因が解決されていないため、再び剥がれが発生する可能性が高いです。
    現調では、剥がれの範囲、深さ、下地の状態などを詳しく調査し、その原因を突き止めます。その上で、
  • 剥がれた塗膜を完全に除去する
  • 下地の補修を行う(ひび割れ補修、シーリング補修など)
  • 適切な下塗り材を選定する
  • 外壁材に適した塗料を選び、適切な工法で塗装する
    といった、根本的な解決に繋がる補修方法を提案してもらうことが重要です。
    外壁の剥がれは、建物の寿命にも関わる重要な問題ですので、早期発見と適切な対応が不可欠です。そのためにも、定期的な点検と、異常を発見した際の迅速な株式会社望月建築塗装への相談をおすすめします。

シーリングのひび割れの危険性について
シーリングのひび割れ自体が直ちに危険を引き起こすわけではありませんが、放置しておくと以下のようなリスクにつながる可能性があります。


考えられる危険性:

  • 雨漏りの原因: 外壁や窓枠などのシーリングは、建物の防水性を保つ重要な役割を担っています。ひび割れから雨水が浸入すると、壁内部や天井裏の腐食、カビの発生、電気系統の故障などを引き起こす可能性があります。特に、台風や集中豪雨の際には被害が大きくなる恐れがあります。
  • 建物の劣化を促進: 雨水の浸入は、建物の構造材である木材や鉄骨を腐食させ、建物の耐久性を低下させる原因となります。これにより、建物の寿命が短くなる可能性があります。
  • 断熱性の低下: シーリングのひび割れは、隙間風の原因となり、室内の断熱性を低下させる可能性があります。これにより、冷暖房効率が悪くなり、光熱費の増加につながることがあります。
  • 害虫の侵入経路: ひび割れは、ゴキブリやアリなどの害虫が建物内部に侵入する経路となることがあります。
  • 美観の損害: ひび割れは、建物の外観を損ねる原因となります。
    特に注意が必要なケース:
  • ひび割れが大きい、深い場合: 雨水が浸入するリスクが高まります。
  • ひび割れが広範囲にわたる場合: 防水機能が大きく損なわれている可能性があります。
  • ひび割れが進行している場合: 放置すると被害が拡大する可能性があります。
  • 新築後間もないのにひび割れが発生した場合: 施工不良の可能性も考えられます。
    対策:
    ひび割れを発見したら、早めに補修することが大切です。ご自身で補修できる程度のひび割れであればDIYも可能ですが、状態がひどい場合は専門業者の株式会社望月建築塗装に点検・補修を依頼することをおすすめします。

東京都羽村市を拠点とした株式会社望月建築塗では、外壁診断士を保有した専門のスタッフがお伺いさせて頂き、適切なご提案・プランをご案内させて頂いております。

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