東京都羽村市を拠点に屋根・外壁塗装を行っている株式会社望月建築塗装です。

本日は、先日のセメント瓦の屋根材ではなくコロニアル【カラーベスト】の屋根材の塗装を行いましたのでブログを🆙していきます(^^)/

目次

屋根塗装ができる種類について

一般的に塗装ができる屋根の種類は以下の通りです。

  • スレート屋根: 薄い板状の屋根材で、現在多くの住宅で使われています。「カラーベスト」「コロニアル」などの商品名で呼ばれることもあります。
  • 金属屋根:
  • トタン屋根: 亜鉛メッキ鋼板を使用した屋根材で、比較的安価ですが錆びやすいのが難点です。
  • ガルバリウム鋼板屋根: アルミニウムと亜鉛の合金メッキ鋼板で、トタンよりも錆びにくく耐久性に優れています。近年人気の高い屋根材です。
  • 瓦棒屋根・折半屋根: 工場や倉庫など広い範囲に使われる金属屋根です。
  • セメント瓦・コンクリート瓦: セメントやコンクリートを主原料とした瓦で、モニエル瓦、クボタ洋瓦、スカンジア瓦などがあります。
  • アスファルトシングル: ガラス繊維にアスファルトを染み込ませ、表面に石粒を吹き付けたシート状の屋根材です。
    塗装が基本的にできない屋根材:
  • 日本瓦(粘土瓦): 釉薬瓦やいぶし瓦など、表面に釉薬が塗られているため、塗装は基本的に不要です。塗装すると剥がれやすく、かえって雨漏りの原因になることもあります。
  • 天然スレート: 自然の粘板岩を加工した屋根材で、塗装の必要はありません。
  • 銅板屋根: 非常に耐久性が高く、基本的にメンテナンスフリーです。
    屋根塗装の目的とメリット:
  • 美観の維持・向上: 色あせや汚れが目立ってきた屋根を塗り替えることで、美観を取り戻し、住まいの印象を向上させます。
  • 防水性の回復・維持: 屋根材の表面を塗膜で保護し、雨水の浸入を防ぎ、屋根材の劣化を抑制します。
  • 遮熱・断熱効果の付与: 遮熱塗料や断熱塗料を使用することで、室内の温度上昇を抑え、省エネ効果が期待できます。
  • 防サビ効果: 金属屋根の場合、塗装によってサビの発生を抑制し、屋根材の寿命を延ばします。
  • コケ・藻の発生抑制: 塗料によっては、防カビ・防藻効果があり、屋根の美観を長持ちさせます。
    ご自宅の屋根の種類がどれに当たるか分からない場合は、専門の業者に確認してもらうことをお勧めします。適切な屋根材に適切な塗料で塗装を行うことが、屋根を長持ちさせるために重要です。

屋根塗装下塗り

鉄板部分は下地処理を行い、適切な下塗り材を塗ります。下塗り材には錆止めを使用しました。

屋根塗装における下塗りは、上塗り塗料の性能を最大限に引き出し、屋根を長持ちさせるために非常に重要な工程です。

下塗りの主な目的

  • 下地と上塗り塗料の密着性を高める: 屋根材の表面は、長年の風雨や紫外線によって劣化し、塗料が剥がれやすい状態になっていることがあります。下塗り材は、屋根材と上塗り塗料の接着剤のような役割を果たし、しっかりと密着させることで塗膜全体の耐久性を向上させます。
  • 塗料の吸い込みを防ぐ: 劣化した屋根材は塗料を過剰に吸い込んでしまうことがあります。下塗りをすることで、上塗り塗料が均一に塗布されるのを助け、仕上がりのムラを防ぎます。また、上塗り塗料の使用量を抑える効果もあります。
  • 下地の色を隠す: 特に色の濃い屋根材から淡い色の塗料に塗り替える場合、下地の色が透けてしまうことがあります。下塗り材には、下地の色を隠蔽し、上塗り塗料の発色を良くする効果があります。
  • 屋根材の強化: 下塗り材には、劣化した屋根材の表面を強化し、耐久性を高める役割もあります。
  • 防錆効果: 金属屋根の場合、錆の発生を抑える効果のある下塗り材を使用することで、屋根の寿命を延ばします。
  • 遮熱効果の向上: 遮熱塗料と組み合わせて使用することで、遮熱効果を高める専用の下塗り材もあります。
    下塗りの主な工程
  • 高圧洗浄: 屋根に付着した汚れ、カビ、苔、古い塗膜などを高圧洗浄で徹底的に洗い落とします。下塗りの密着性を高めるために非常に重要な工程です。
  • 下地処理: 屋根材のひび割れや欠け、棟板金の浮きや錆などを補修します。必要に応じて、シーリング材で隙間を埋めたり、釘の打ち直しなどを行います。
  • 養生: 塗料が飛散しないように、屋根以外の部分(雨樋、換気棟など)をビニールシートやマスキングテープで覆います。
  • 下塗り材の塗布: 選定した下塗り材を、刷毛やローラー、または吹き付けなどの方法で屋根全体に均一に塗布します。屋根材の種類や状態に合わせて、適切な下塗り材と塗布量を選ぶことが重要です。
  • 乾燥: 下塗り材が完全に乾燥するまで、適切な時間を置きます。乾燥時間は塗料の種類や気温、湿度によって異なります。
  • シーラー: 主に、塗料の密着性を高め、吸い込みを防ぐ目的で使用されます。水性シーラーと油性シーラーがあります。
  • 下塗り材の種類:
    下塗り材には、主に以下のような種類があります。
  • プライマー: シーラーと同様の役割を持ちますが、錆止め効果や特定の素材への密着性を高める機能を持つものもあります。金属屋根によく使用されます。
  • フィラー: ひび割れや段差など、屋根の表面の凹凸を埋めて平滑にする目的で使用されます。
  • 微弾性フィラー: シーラーとフィラーの中間の性質を持ち、ひび割れ追従性があります。
  • バインダー: 下地を強化する目的で使用されます。
    屋根の種類や劣化状態によって、最適な下塗り材が異なります。専門の業者に診断してもらい、適切な下塗り材を選ぶことが、屋根塗装を成功させるための重要なポイントです。

屋根塗装中塗り

屋根塗装における中塗りは、下塗りと上塗りの間に行われる、塗膜の性能を高めるために非常に重要な工程です。


中塗りの主な目的

  • 塗膜の厚みを確保する: 中塗りを重ねることで、塗膜に必要な厚みを確保し、塗料本来の耐久性、防水性、遮熱性などの性能を十分に発揮させます。
  • 塗膜の強度を高める: 下塗りによって密着した塗膜の上に、さらに塗膜を重ねることで、塗膜全体の強度を高め、ひび割れや剥がれを防ぎます。
  • 上塗り塗料の密着性をさらに高める: 中塗り材は、下塗り材と上塗り材の接着性をさらに向上させる役割も担います。
  • 仕上がりの色ムラを防ぐ: 下塗りの色ムラをカバーし、上塗り塗料の発色を均一にする効果があります。
  • 機能性塗料の効果を高める: 遮熱塗料や断熱塗料の場合、中塗りをしっかりと行うことで、その機能性を最大限に引き出します。
    中塗りの主な工程
  • 下塗り乾燥確認: 下塗り材が完全に乾燥していることを確認します。乾燥が不十分な状態で中塗りを始めると、塗膜の剥がれや膨れの原因になることがあります。
  • 養生確認: 下塗り時に行った養生がしっかりと維持されているか確認し、必要に応じて補修します。
  • 中塗り材の塗布: 選定した中塗り材を、刷毛やローラー、または吹き付けなどの方法で屋根全体に均一に塗布します。塗料の種類やメーカーの仕様に従い、適切な希釈率や塗布量を守ることが重要です。
  • 乾燥: 中塗り材が完全に乾燥するまで、適切な時間を置きます。乾燥時間は塗料の種類や気温、湿度によって異なります。
    中塗り材の種類:
    中塗りに使用される塗料は、基本的に上塗りに使用する塗料と同じ種類のものが選ばれることが多いです。ただし、下地との密着性を高めるために、若干仕様が異なる中塗り専用の塗料が用いられる場合もあります。
  • シリコン塗料(中塗り・上塗り兼用): 耐候性、耐久性、コストパフォーマンスに優れ、幅広い屋根材に使用されます。
  • フッ素塗料(中塗り・上塗り兼用): 耐候性が非常に高く、長期にわたって美観を維持できます。
  • ウレタン塗料(中塗り・上塗り兼用): 比較的柔軟性があり、ひび割れに強いのが特徴です。
  • 遮熱塗料(中塗り・上塗り兼用): 太陽光の熱を反射し、屋根の温度上昇を抑える効果があります。
  • 断熱塗料(中塗り・上塗り兼用): 熱の移動を抑制し、室内の温度変化を緩やかにする効果があります。
    中塗りの重要性:
    中塗りは、単に塗料を重ねるだけでなく、塗膜の性能を向上させるための重要な工程です。この工程を省いたり、乾燥時間を守らなかったりすると、早期の塗膜剥がれや性能低下につながる可能性があります。
    専門の業者は、屋根材の種類や劣化状態、そして選定した上塗り塗料に合わせて、適切に中塗りを行います。手抜きのない丁寧な施工が、長持ちする美しい屋根を実現するために不可欠です。

屋根塗装上塗り・仕上がり

屋根塗装における上塗りは、最終的な仕上がりを決定する最も重要な工程の一つです。美観の向上はもちろんのこと、塗膜の耐久性を高め、屋根を長期にわたって保護する役割を担います。


上塗りの主な目的

  • 最終的な美観の決定: 上塗りによって、屋根の色、ツヤ、質感が決まります。お客様の希望に合わせた美しい仕上がりを実現します。
  • 塗膜の耐久性を最大限に高める: 下塗り、中塗りで形成された塗膜を保護し、紫外線、雨風、熱、排気ガスなどの外部環境から屋根を守ります。上塗り塗料は、耐候性、耐水性、耐汚染性などに優れています。
  • 防水性を高める: 塗膜に隙間がないように均一に塗布することで、雨水の浸入を防ぎ、雨漏りのリスクを軽減します。
  • 機能性を付与・向上させる: 選定した上塗り塗料の種類に応じて、遮熱性、断熱性、防カビ性、防藻性などの機能を与えたり、既存の機能をさらに高めたりします。
    上塗りの主な工程
  • 中塗り乾燥確認: 中塗り材が完全に乾燥していることを確認します。乾燥が不十分な状態で上塗りを始めると、塗膜の剥がれやシワの原因になることがあります。
  • 養生確認: 中塗り時に行った養生がしっかりと維持されているか確認し、必要に応じて補修します。
  • 上塗り材の塗布(1回目): 選定した上塗り材を、刷毛やローラー、または吹き付けなどの方法で屋根全体に均一に塗布します。塗料の種類やメーカーの仕様に従い、適切な希釈率や塗布量を守ることが重要です。
  • 乾燥: 1回目の上塗り材が完全に乾燥するまで、適切な時間を置きます。乾燥時間は塗料の種類や気温、湿度によって異なります。
  • 上塗り材の塗布(2回目 – 仕上げ塗り): 1回目の塗膜が完全に乾燥した後、2回目の上塗りを行います。この工程で、塗膜の厚みを確保し、色ムラを防ぎ、最終的な美観と耐久性を高めます。塗料の種類によっては、1回塗りで仕上げる場合もあります。
  • 乾燥: 2回目の上塗り材が完全に乾燥するまで待ちます。
  • 養生剥がし: 塗料が完全に乾燥した後、養生に使用したビニールシートやマスキングテープを丁寧に剥がします。
  • 最終確認・清掃: 塗り残しや塗料の飛散などがないか、仕上がりを細かく確認します。必要に応じて手直しを行い、周囲を清掃して完了となります。
    上塗り材の種類:
    上塗りには、様々な種類の塗料が用いられます。主なものとしては、以下のものがあります。
  • シリコン塗料: 耐候性、耐久性、コストパフォーマンスに優れ、幅広い屋根材に使用されます。
  • フッ素塗料: 耐候性が非常に高く、長期にわたって美観を維持できます。
  • ウレタン塗料: 比較的柔軟性があり、ひび割れに強いのが特徴です。
  • アクリル塗料: 比較的安価ですが、耐久性は他の塗料に比べて劣ります。近年では、屋根塗装で使われることは少なくなっています。
  • 遮熱塗料: 太陽光の熱を反射し、屋根の温度上昇を抑える効果があります。
  • 断熱塗料: 熱の移動を抑制し、室内の温度変化を緩やかにする効果があります。
    上塗りの重要性:
    上塗りは、屋根塗装の最終的な品質を決定する最も重要な工程です。適切な塗料を選び、熟練した職人が丁寧に作業を行うことで、美しく長持ちする屋根に仕上がります。手抜き工事は、早期の塗膜剥がれや雨漏りの原因となるため、信頼できる業者を選ぶことが非常に重要です。

仕上がり完成

この度は、工事のご依頼を頂き誠にありがとうございました。今後とも末永いお付き合いの程よろしくお願いいたします。

M様に喜んで頂けて嬉しい限りです。励みになります。

弊社スタッフ一同今後ともお客様にご満足頂ける様、尽力してまいります。

株式会社望月建築塗装では、お見積り・調査無料で行っておりますのでまずはお問合せ下さい。

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