本日は、外壁塗装工事を行う前の現地調査を行いましたのでブログを🆙していきますね(^^)/
目次
外壁塗装を行う前のセルフチェック
外壁塗装が必要かどうかを判断するには、主に以下の「劣化症状」と「築年数・前回の塗装からの期間」の2つの観点から見ることができます。
- 外壁の劣化症状から判断する
自宅の外壁の状態をよく観察し、以下のような症状が見られたら塗装を検討する時期です。
- チョーキング(白亜化)
- 症状: 外壁に手を触れると、チョークの粉のような白い粉が手につく現象です。
- 意味: 塗料の表面が紫外線や雨風によって劣化し、塗膜が分解されて粉状になっている状態です。塗膜の保護機能が失われ始めているサインであり、防水性が低下している可能性があります。放置すると、外壁材自体に水分が浸透しやすくなります。
- 重要度: 高。塗装を検討すべき時期です。
- 色あせ・退色
- 症状: 外壁全体の色が購入時よりも薄くなったり、ムラになったりしている状態です。
- 意味: 紫外線による塗料の顔料の劣化です。見た目の問題だけでなく、塗膜が持つ防水性や防汚性も低下している可能性があります。
- 重要度: 中。美観を損ねるだけでなく、保護機能の低下の始まりなので、定期的なチェックが必要です。
- ひび割れ(クラック)
- 症状: 外壁に亀裂が入っている状態です。
- 意味:
- ヘアクラック(幅0.3mm以下): 塗膜表面の小さなひび割れで、緊急性は低いですが、放置すると内部に水が浸透する可能性もあります。
- 構造クラック(幅0.3mm超): 外壁材や構造体そのものに生じる大きなひび割れで、雨漏りや建物の構造への影響が懸念されます。早急な補修が必要です。
- 重要度: 高。特に大きなひび割れは雨漏りの原因となるため、すぐに専門業者に相談しましょう。
- 塗膜の膨れ・剥がれ
- 症状: 塗膜が外壁から浮き上がって膨らんでいたり、部分的に剥がれていたりする状態です。
- 意味: 下地処理の不備、塗料の選定ミス、乾燥不足、または外壁内部からの湿気や水分の影響などが考えられます。塗膜が剥がれると、外壁材が直接外部環境にさらされ、劣化が急速に進みます。
- 重要度: 高。外壁の保護機能が大きく失われているため、早急な対処が必要です。
- コケ・カビ・藻の発生
- 症状: 外壁に緑色のコケや黒っぽいカビ、藻が付着している状態です。日当たりが悪く、湿気がこもりやすい場所に発生しやすいです。
- 意味: 塗膜の防水性が低下し、外壁表面に水分が溜まりやすくなっているサインです。美観を損ねるだけでなく、カビの胞子が健康に影響を与えたり、コケが根を張って外壁材自体を脆くしたりする可能性があります。
- 重要度: 中~高。放置すると劣化を早めるため、洗浄と合わせて塗装を検討しましょう。
- シーリング(コーキング)の劣化
- 症状: サイディングボードの目地や窓のサッシ周りを埋めているシーリング材に、ひび割れ、肉痩せ(縮んで隙間ができる)、剥がれなどが見られる状態です。
- 意味: シーリング材は、外壁材の動きを吸収し、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を担っています。劣化すると、そこから雨水が浸入し、雨漏りや外壁材の劣化に直結します。
- 重要度: 高。シーリングの劣化は雨漏りの直接的な原因となるため、早めの打ち替え(補修)または塗装と同時に行う必要があります。
- 築年数・前回の塗装からの期間から判断する
劣化症状が見られなくても、以下の期間を目安に塗装を検討しましょう。
- 新築から10年~15年: 一般的に、新築時の外壁塗装の耐用年数は10年~15年と言われています。特に大きな劣化症状が見られなくても、この時期に一度専門業者に診断してもらうのがおすすめです。
- 前回の塗装から10年~15年: 使用した塗料の種類にもよりますが、前回の塗装から同じく10年~15年が経過している場合も、塗り替えの目安となります。塗料の種類ごとの耐用年数を確認しましょう。
自己判断が難しい場合
ご自身で外壁の細部まで確認するのは難しいですし、屋根など高所のチェックは危険を伴います。また、症状の軽重や、本当に塗装が必要かどうかの判断は専門知識が必要です。
そのため、上記のようなサインが見られた場合は、専門の株式会社望月建築塗装に無料診断を依頼するのが最も確実な方法です。

外壁にカビやコケが発生する原因
外壁のカビ・苔対策
外壁に発生するカビや苔は、建物の美観を損ねるだけでなく、外壁材の劣化を早める原因となることがあります。適切な知識と方法で対処することが重要です。
- 外壁にカビ・苔が発生する主な原因
- 湿気:
- 日当たりが悪い場所(北側など)や、常に湿気がこもりやすい場所。
- 雨水が直接当たる、または跳ね返る場所。
- 植栽が壁に近接している、またはつる性植物が壁を覆っている。
- 雨樋の破損や詰まりによる水の流れの異常。
- 日照不足:
- 日陰になりやすい場所は、湿気が乾きにくく、カビや苔が繁殖しやすい環境です。
- 栄養源:
- 外壁に付着したホコリ、排気ガス、花粉、土などの有機物。
- 塗料や外壁材そのものがカビや苔の栄養源となることもあります。
- 外壁材の特性:
- モルタル、サイディング、コンクリートなど、表面が多孔質で水分を吸収しやすい素材は、カビや苔が発生しやすい傾向があります。
- カビ・苔が引き起こす問題
- 美観の低下: 建物の外観が汚れて見え、印象が悪くなります。
- 外壁材の劣化:
- 苔が根を張ることで、外壁の塗膜や素材に微細なひび割れや剥がれを引き起こす可能性があります。
- カビや苔が水分を保持することで、外壁材が常に湿った状態になり、凍害(寒冷地の場合)や劣化を早めることがあります。
- 健康への影響:
- 外壁のカビの胞子が風に乗って室内に侵入し、アレルギーや呼吸器系の問題を引き起こす可能性があります。

外壁が剥がれる原因
外壁が剥がれる主な原因
外壁の塗膜や仕上げ材が剥がれる現象は、様々な要因が複合的に絡み合って発生することが多いです。放置すると建物の劣化を早めるだけでなく、雨漏りなどの深刻な問題につながる可能性もあります。
- 経年劣化と自然環境の影響
外壁は常に厳しい自然環境にさらされており、時間の経過とともに劣化が進みます。
- 紫外線(UV)による劣化:
- 太陽光に含まれる紫外線は、塗料の樹脂結合を破壊し、塗膜の柔軟性を失わせます。これにより、塗膜が硬化し、ひび割れや剥がれが発生しやすくなります。
- 特に、直射日光が当たる南面や西面で顕著に現れる傾向があります。
- 雨水・湿気の影響:
- 雨水が塗膜の微細なひび割れや隙間から浸入すると、塗膜と下地の密着性を低下させ、剥がれの原因となります。
- 常に湿気が多い場所や、結露しやすい場所では、塗膜が膨れたり、剥がれたりしやすくなります。
- サイディングの目地や窓周りのシーリング材が劣化している場合も、そこから水が浸入しやすくなります。
- 寒暖差・凍害:
- 昼夜や季節による急激な温度変化は、外壁材や塗膜の膨張・収縮を繰り返し引き起こし、疲労によるひび割れや剥がれを誘発します。
- 寒冷地では、浸入した水分が凍結・融解を繰り返す「凍害」により、外壁材そのものが破壊され、塗膜の剥がれにつながることがあります。
- 風雨による物理的ダメージ:
- 強風や豪雨は、塗膜に直接的な物理的ストレスを与え、剥がれを加速させることがあります。
- 施工不良
新築時や前回の塗装工事における施工不良は、比較的早期に剥がれの原因となることがあります。
- 下地処理の不備:
- 塗装前に、外壁表面の汚れ、コケ、カビ、旧塗膜の浮きなどを十分に除去しなかった場合、塗料が下地にしっかりと密着せず、剥がれやすくなります。
- 高圧洗浄後の乾燥が不十分なまま塗装を行った場合も、内部の水分が原因で剥がれが発生します。
- 塗料の選定ミス・相性不良:
- 外壁材の種類や既存の塗膜との相性を考慮せずに塗料を選定した場合、密着不良を起こし剥がれることがあります。
- 異なる種類の塗料を重ね塗りする際に、適切な下塗り材を使用しなかった場合も同様です。
- 乾燥時間の不足:
- 塗料の各層(下塗り、中塗り、上塗り)間の乾燥時間を十分に取らなかった場合、塗膜が完全に硬化せず、層間剥離(層と層の間で剥がれる現象)が発生しやすくなります。
- 塗膜の厚み不足:
- 塗料を規定量より薄く塗ったり、塗布量が少なかったりすると、塗膜の耐久性が低下し、早期に劣化して剥がれにつながります。
- 下地の問題
外壁材そのものや、その内部に問題がある場合も剥がれの原因となります。
- 下地の動き・ひび割れ:
- 建物の構造的な動きや、下地材(モルタル、コンクリートなど)のひび割れが、上部の塗膜にも連動してひび割れや剥がれを引き起こします。
- 内部からの湿気・結露:
- 壁の内部(例えば、浴室やキッチンなどの水回り)からの湿気が壁材を透過し、塗膜を押し上げる形で剥がれを引き起こすことがあります。
- 壁内結露が発生している場合も同様です。
- 塩害:
- 海岸地域などでは、塩分を含んだ風雨が外壁に付着し、塗膜の劣化や金属部分の腐食を早め、剥がれの原因となることがあります。
- 中性化(コンクリートの場合):
- コンクリートはアルカリ性ですが、空気中の二酸化炭素と反応して中性化が進むと、内部の鉄筋が錆びやすくなり、膨張してコンクリートを押し破り、塗膜の剥がれにつながります。
- その他の要因
- 地震や外部からの衝撃:
- 大きな地震の揺れや、物がぶつかるなどの物理的な衝撃によって、外壁材や塗膜に損傷が生じ、剥がれが発生することがあります。
- 塗料の品質問題:
- 稀に、塗料自体の品質に問題があったり、保管状態が悪かったりした場合に、性能が十分に発揮されず剥がれにつながることがあります。
剥がれを放置することの危険性
外壁の剥がれを放置すると、以下のような問題に発展する可能性があります。 - 美観のさらなる低下: 建物全体の印象が悪くなります。
- 防水性の低下: 剥がれた部分から雨水が浸入し、内部の木材や鉄骨を腐食させ、建物の構造体を傷める原因となります。
- カビ・コケの発生: 湿気がこもりやすくなり、カビやコケが繁殖しやすくなります。
- 再塗装費用の上昇: 剥がれが進行すると、下地補修に手間がかかり、修理費用が高くなる傾向があります。
外壁の剥がれを見つけたら、早期に原因を特定し、専門業者に相談して適切な補修を行うことが、建物を長持ちさせるために非常に重要です。定期的な点検を心がけましょう。


シーリングの劣化・シーリングの役割とは?

シーリング材の劣化原因
シーリング材は、建物の外壁材の目地、窓サッシ周り、ドア周り、配管の貫通部など、様々な隙間を埋めて防水性や気密性を確保する重要な建材です。しかし、常に外部環境にさらされているため、時間の経過とともに劣化が進みます。
- シーリング材の役割
シーリング材は主に以下の役割を果たします。
- 防水性の確保: 建物内部への雨水の浸入を防ぎます。
- 気密性の確保: 隙間風を防ぎ、室内の温度を保ちます。
- 緩衝材としての機能: 地震や温度変化による建物の動きを吸収し、外壁材のひび割れなどを防ぎます。
これらの機能が劣化により損なわれると、雨漏りや建物の構造躯体の劣化につながる可能性があります。
- シーリング材の主な劣化原因
a. 紫外線(UV)による劣化
シーリング材の劣化の最も大きな原因の一つが紫外線です。
- 硬化・ひび割れ: 紫外線はシーリング材の分子結合を破壊し、柔軟性を失わせ、硬化させます。これにより、ひび割れ(クラック)が発生しやすくなります。
- チョーキング: 塗膜の劣化と同様に、シーリング材の表面が粉状になる現象(チョーキング)が発生します。これはシーリング材の成分が分解されているサインです。
b. 温度変化(熱膨張・収縮)
昼夜や季節による温度差は、シーリング材に繰り返し負荷をかけます。 - 伸縮疲労: 温度が上昇すると外壁材やシーリング材が膨張し、温度が低下すると収縮します。この繰り返しの動きにより、シーリング材に疲労が蓄積し、やがが破断したり、剥がれたりする原因となります。
c. 雨水・湿気の影響
雨水や湿気は、シーリング材の劣化を加速させます。 - 加水分解: シーリング材の種類によっては、水分と反応して劣化が進む「加水分解」を起こすことがあります。
- 密着性の低下: 常に水分にさらされることで、シーリング材と下地(外壁材やサッシ)との密着性が低下し、剥がれ(剥離)につながります。
d. 建物の動き(構造的な要因)
地震や強風、地盤の沈下などによる建物の微細な動きも、シーリング材に負担をかけます。 - 追従性の限界: シーリング材は建物の動きに追従するように設計されていますが、その動きがシーリング材の許容範囲を超えると、破断や剥がれが発生します。
e. 施工不良
シーリング工事における初期の施工不良は、早期の劣化につながることがあります。 - プライマーの塗布不足・不適切: プライマーはシーリング材と下地の密着性を高めるための接着剤のような役割を果たします。プライマーが適切に塗布されていないと、シーリング材が下地に密着せず、早期に剥がれてしまいます。
- 目地の清掃不足: 目地内にホコリや油分が残っていると、シーリング材が十分に密着せず、剥がれの原因となります。
- シーリング材の厚み不足: 規定の厚みが確保されていないと、シーリング材の耐久性や伸縮性が低下し、早期に劣化します。
- 乾燥時間の不足: 湿潤な状態で施工したり、適切な乾燥時間を置かずに次の工程に進んだりすると、硬化不良や密着不良を起こします。
- 異なる種類のシーリング材の混用: 既存のシーリング材と相性の悪い新しいシーリング材を使用すると、化学反応を起こして劣化を早めることがあります。
f. 物理的なダメージ - 衝撃・摩擦: 物がぶつかったり、鳥獣による被害など、物理的な衝撃や摩擦によってシーリング材が損傷することがあります。
g. 化学物質による影響 - 排気ガス、酸性雨、工場からの排出物など、空気中の化学物質がシーリング材に付着し、劣化を促進する場合があります。
h. 生物学的要因 - カビや苔がシーリング材の表面に繁殖することで、シーリング材そのものの劣化を早めたり、美観を損ねたりすることがあります。
- シーリング材劣化のサイン
シーリング材の劣化は、以下のようなサインで確認できます。
- ひび割れ(クラック): 表面に細かなひびが入る。
- 肉やせ: シーリング材が痩せて、目地との間に隙間ができる。
- 剥離(剥がれ): シーリング材が下地から剥がれる。
- 破断: シーリング材が完全に切れてしまう。
- チョーキング: 表面が粉状になる。
- 硬化: シーリング材がゴムのような弾力性を失い、硬くなる。
シーリングを放置することの危険性
- 劣化を放置することの危険性
シーリング材の劣化を放置すると、以下のような深刻な問題につながります。
- 雨漏り: 隙間から雨水が浸入し、建物の内部構造材(木材、鉄骨など)を腐食させます。
- 建材の劣化: 外壁材や断熱材が常に湿った状態になり、カビの発生や腐食、耐久性の低下を招きます。
- シロアリ被害: 湿った木材はシロアリの格好の餌となり、被害を拡大させる可能性があります。
- 断熱性能の低下: 気密性が失われることで、冷暖房効率が悪くなり、光熱費の増加につながります。
シーリング材は建物の健康を保つ上で非常に重要な部分です。定期的に点検し、劣化が見られた場合は早めに専門業者の株式会社望月建築塗装に相談して打ち替えや増し打ちなどの補修を行うことが、建物を長持ちさせるために不可欠です。
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