本日は、以前屋根塗装工事を行うための高圧洗浄を行った現場の塗装工事が完工致しましたのでブログを🆙していきます。
東京都東久留米市にて、屋根塗装工事を行わせていただきました!!
屋根塗装工事

下地処理・ケレン作業
ケレン作業とは、塗装を行う前に行われる下地処理の一種です。古い塗膜、サビ、汚れなどを除去し、塗料の密着性を高め、塗装の耐久性や美観を向上させるために非常に重要な工程です。
ケレン作業の目的
ケレン作業の主な目的は以下の通りです。
- 塗料の密着性向上: 劣化した塗膜やサビ、汚れなどを除去することで、新しい塗料が下地にしっかりと密着し、剥がれにくくなります。
- 塗装の耐久性向上: サビや汚れが残っていると、塗膜が早期に劣化したり、サビが内部から進行したりする原因となります。ケレン作業をしっかり行うことで、塗膜の寿命が延び、建物の保護効果が高まります。
- 美観の向上: 表面の凹凸や汚れを取り除くことで、塗料がきれいに均一に塗布され、仕上がりの美しさが向上します。
- 見積もり書での確認: 塗装工事の見積もり書に「ケレン」の項目が含まれているか、どのような種類のケレンを行うのか(例:3種ケレン、4種ケレンなど)を必ず確認しましょう。記載がない場合は、業者に確認が必要です。
- 手抜き工事の防止: ケレン作業は塗装の仕上がりに大きく影響するにも関わらず、塗装で隠れてしまうため、手抜き工事が行われやすい工程でもあります。施工中の写真記録や、作業内容の確認を依頼することをおすすめします。
- 下地の状態に応じた適切なケレン: 過度なケレンは下地を傷める原因にもなります。プロの業者であれば、下地の劣化状況を正確に判断し、適切なケレン作業を選定してくれます。
- 鉛含有塗膜への注意: 古い建物では、鉛を含有する塗料が使用されている場合があります。その場合、ケレン作業で発生する粉塵の処理に特別な注意が必要です。
ケレン作業は、塗装工事の品質を左右する非常に重要な工程です。もし塗装を検討されているのであれば、ケレン作業について業者にしっかり説明を求め、納得した上で依頼することが大切です
屋根塗装下塗り・必要性


屋根塗装において下塗りは、その後の塗膜の性能を大きく左右する非常に重要な工程です。なぜ下塗りが必要なのか、その理由を具体的に解説します。
屋根塗装で下塗りが必要な理由
- 塗料の密着性を高める(接着剤の役割)
下塗りは、屋根材と上塗り塗料の間に強力な接着剤のような役割を果たします。屋根材の表面は、経年劣化によってチョーキング(粉状になる現象)を起こしていたり、デコボコしていたりすることがあります。下塗りを施すことで、これらの不安定な状態を整え、上塗り塗料がしっかりと密着するための土台を作ります。これにより、塗膜の剥がれやひび割れを防ぎ、長期的な耐久性を確保します。 - 上塗り塗料の吸い込みを抑える(吸い込み止め)
屋根材は、素材によっては塗料を非常に吸い込みやすい性質を持っています。下塗りを行わないと、上塗り塗料が屋根材に吸い込まれすぎてしまい、以下の問題が発生します。
- 塗料の使用量が増える: 予想以上に塗料が必要になり、費用がかさみます。
- 色ムラが発生する: 塗料の吸い込み具合が均一でないため、仕上がりにムラが生じ、美観を損ねます。
- 塗膜の厚みが不足する: 塗料が吸い込まれることで、本来必要な塗膜の厚みが確保できず、塗料が持つ防水性や遮熱性などの機能が十分に発揮されません。
下塗りは、この吸い込みを均一に抑えることで、上塗り塗料が本来の性能を発揮できるような状態を作り出します。
- 屋根材の劣化を抑制する(強化剤の役割)
下塗り材には、劣化している屋根材を強化する効果を持つものもあります。特に、経年で脆くなったスレート(コロニアルやカラーベスト)屋根などでは、下塗りが屋根材の表面を固め、強度を向上させることで、上塗り塗料が塗られる前の段階で屋根材自体を保護します。 - 上塗り塗料の性能を最大限に引き出す
遮熱塗料や高耐久塗料など、上塗り塗料には様々な機能が付加されています。これらの塗料が持つ本来の性能(遮熱効果、防水性、防藻・防カビ性など)を最大限に引き出すためには、下地が適切に整っている必要があります。下塗りがしっかり機能することで、上塗り塗料が均一に塗布され、その効果を十分に発揮できるようになります。 - 仕上がりの美観を向上させる
下塗りは、屋根材の色や汚れをカバーし、上塗り塗料の発色を良くする効果もあります。下地の色が透けて見えたり、ムラになったりするのを防ぎ、より均一で美しい仕上がりを実現します。
下塗りをしないとどうなる?
もし下塗りを省略したり、不適切な下塗りを行ったりすると、以下のような問題が発生しやすくなります。
- 塗膜の早期剥がれ・膨れ: 密着不良により、数年で塗膜が剥がれてきてしまいます。
- 色ムラ・仕上がりの悪さ: 上塗り塗料が吸い込まれたり、均一に塗布されなかったりするため、見た目が悪くなります。
- 塗料の機能不全: 遮熱性や防水性などの塗料が持つ機能が十分に発揮されず、期待した効果が得られません。
- 再塗装の早期必要性: 劣化が早く進むため、計画よりも早く再塗装が必要になり、結果的にコストがかさんでしまいます。
これらの理由から、屋根塗装における下塗りは、単なる「準備作業」ではなく、塗装工事全体の品質と耐久性を決定づける非常に重要な工程と言えます。信頼できる業者であれば、下塗りの必要性とその工程について、しっかりと説明してくれるはずです。
屋根塗装工事中塗り


屋根塗装における中塗りは、下塗りに続いて行われる非常に重要な工程です。一般的に、屋根塗装は「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回塗りが基本とされています。この中塗りがなぜ必要とされているのか、その理由を詳しく見ていきましょう。
中塗りが必要な理由
- 塗膜の厚みを確保し、塗料の性能を最大限に引き出すため
ほとんどの塗料は、メーカーが想定する耐久性や機能(防水性、遮熱性、防藻・防カビ性など)を発揮するために、規定の膜厚を必要とします。中塗りをすることで、この塗膜の厚みを適切に確保し、塗料本来の性能を最大限に引き出すことができます。
- 薄すぎる塗膜の問題: 1回の上塗りだけでは、塗膜が薄すぎて紫外線や雨風などの外的要因から屋根材を十分に保護できません。結果として、塗料の劣化が早まり、期待する耐用年数よりも早く再塗装が必要になります。
- 塗料設計上の理由: 多くの塗料は「中塗り+上塗り」という2回の塗布で性能を発揮するように設計されています。中塗りを省くと、塗料の性能が担保されず、早期の不具合(剥がれ、色あせなど)につながる可能性があります。
- 塗りムラをなくし、美しく均一な仕上がりを実現するため
下塗りの上に上塗り塗料を1回塗るだけでは、どうしても塗りムラが生じやすくなります。
- 色の発色: 特に鮮やかな色や淡い色の場合、下地の色が透けて見えたり、塗料の吸い込み具合の違いで色ムラが発生したりすることがあります。中塗りで一層色を重ねることで、発色が良くなり、均一な色合いに仕上がります。
- 表面の凹凸補正: 中塗りを行うことで、下地の微細な凹凸や、下塗りの段階ではカバーしきれなかった部分を平滑にし、上塗りがきれいに乗るための滑らかな下地を作ります。これにより、仕上がりの美観が格段に向上します。
- 上塗り塗料の密着性をさらに高めるため
下塗りが屋根材と塗料の密着性を高める「接着剤」の役割を果たすのに対し、中塗りはその上に塗られる上塗り塗料との密着性をさらに強化します。下塗りで整えられた下地に中塗りを施すことで、上塗りがしっかりと定着し、塗膜全体の層がより強固になり、剥がれにくくなります。 - 耐久性の向上
中塗りを加えることで、塗膜全体の厚みが増し、多層構造となることで、物理的な強度や外的要因に対する抵抗力が向上します。紫外線や雨、風、雪などから屋根材をより効果的に保護し、塗膜が割れたり、ひび割れたりするのを防ぎ、結果的に塗装の寿命を延ばすことにつながります。
中塗りを省略するとどうなる?
中塗りを省略すると、以下のような問題が発生しやすくなります。
- 塗膜の早期劣化・剥がれ: 塗膜の厚みが不足し、塗料の性能が十分に発揮されないため、数年で色あせ、チョーキング、ひび割れ、剥がれといった症状が出やすくなります。
- 色ムラ・美観の低下: 均一に塗料が乗らないため、仕上がりの見た目が悪くなります。
- 保証の問題: 多くの塗料メーカーは、規定の塗り回数(通常3回塗り)を守らない場合、塗料の性能保証を行わないことがあります。手抜き工事として保証対象外になる可能性もあります。
- コスト増: 早期に再塗装が必要になるため、結果的にトータルコストが高くついてしまいます。
中塗りと上塗りは同じ塗料を使用する
一般的に、中塗りと上塗りには同じ種類の塗料を使用します。これは、塗料メーカーが推奨する正しい塗装方法であり、塗料本来の性能を最大限に引き出すために必要です。中塗りと上塗りで異なる色や種類の塗料を使用すると、密着性が低下したり、塗料の性能が十分に発揮されなかったりする可能性があります。
ただし、業者によっては、中塗りの際に上塗りの色とは異なる色(例えば、グレーなど)の塗料を使用する場合があります。これは、塗り残しや塗りムラがないかを視覚的に確認しやすくするための「色分け施工」と呼ばれる手法です。最終的な上塗りで正しい色になりますが、この場合も同じ製品シリーズ内の塗料が用いられることが一般的です。
中塗りは、目に見える上塗りの陰に隠れてしまうため、手抜き工事の対象になりやすい工程でもあります。しかし、塗装の品質と耐久性を確保するためには不可欠な工程ですので、見積もりや施工内容をしっかりと確認し、信頼できる業者に依頼することが重要です。
屋根塗装工事・完了


屋根塗装における上塗りは、下塗り、中塗りと並ぶ最終仕上げの工程であり、屋根の美観と保護機能を決定づける最も重要な部分です。なぜ上塗りが必要なのか、その役割と重要性を具体的に解説します。
屋根塗装で上塗りが必要な理由
- 塗料の最終的な保護膜を形成する
上塗りは、屋根を紫外線、雨、風、雪、熱など、あらゆる外部環境から守る最終的なバリアとなります。下塗りや中塗りで形成された塗膜の土台の上に、この上塗りが加わることで、屋根材を長期間にわたって保護し、劣化を抑制します。
- 紫外線からの保護: 塗料の劣化の最大の原因の一つは紫外線です。上塗り塗料には、紫外線吸収剤などが含まれており、屋根材や下層の塗膜が紫外線によって破壊されるのを防ぎます。
- 雨水からの保護: 防水性を持つ上塗り塗料は、雨水が屋根材に浸透するのを防ぎ、雨漏りのリスクを軽減します。
- 物理的衝撃からの保護: 小石や飛来物などによる軽い衝撃から屋根材を保護する役割も果たします。
- 塗料が持つ機能性を完全に発揮させる
遮熱塗料、防カビ・防藻塗料、低汚染塗料など、上塗り塗料には様々な機能性が付加されています。これらの機能は、上塗りが適正な膜厚で塗布されて初めて最大限に効果を発揮します。
- 遮熱効果: 遮熱塗料は、太陽光(特に近赤外線)を反射することで屋根表面の温度上昇を抑え、室内の温度上昇を抑制します。この効果を最大限に得るには、上塗りが適切な厚みと均一性をもって塗られている必要があります。
- 防カビ・防藻性: カビや藻の発生を抑制する成分が、上塗り塗料に配合されています。この成分が表面に適切に存在することで、効果を発揮します。
- 低汚染性: 汚れが付きにくい、あるいは雨で汚れが流れやすいといった低汚染機能も、上塗りの特性として付与されています。
- 屋根の美観を完成させる
上塗りは、屋根の最終的な色とツヤを決定し、建物の外観を大きく左右します。
- 色の発色: お客様が選んだ塗料の色が、上塗りによって完全に発色します。下塗りや中塗りがムラなく塗られていても、上塗りが適切に行われなければ、理想の色合いにはなりません。
- 均一な仕上がり: 適切な量の塗料を均一に塗布することで、塗りムラのない滑らかで美しい仕上がりを実現します。建物の印象を良くし、資産価値を高めるためにも、上塗りの美しさは非常に重要です。
- ツヤ: 塗料によってはツヤの有無や段階(ツヤあり、3分ツヤなど)を選べますが、このツヤ感も上塗りで表現されます。
- 塗膜の耐用年数を保証する
多くの塗料メーカーは、塗料の耐用年数を「3回塗り」(下塗り・中塗り・上塗り)を前提として提示しています。上塗りを省略したり、薄く塗ったりすると、メーカーが保証する耐用年数に満たずに塗膜が劣化する可能性が高まります。これは、事実上の手抜き工事とみなされ、保証対象外となることもあります。
上塗りをしないとどうなる?
下塗りや中塗りを施したとしても、上塗りが行われなければ、以下のような深刻な問題が生じます。
- 塗料の機能不全: 遮熱性、防水性、防カビ性などの期待される機能が、塗膜の不足によりほとんど発揮されません。
- 早期劣化: 紫外線や雨水の影響を直接受けやすくなり、塗膜が設計よりもはるかに早く劣化し、色あせ、チョーキング、ひび割れ、剥がれといった症状が出やすくなります。
- 美観の著しい低下: 中塗りの状態では、本来の色が完全に発色せず、ツヤもなく、非常にムラのある見た目になります。
- 再塗装コストの増大: 塗膜の劣化が早いため、早い段階で再び高額な塗装工事が必要になります。
中塗りと上塗りは同じ塗料を使用する
補足として、多くの塗装工事では、中塗りと上塗りには同じ塗料(同じ製品、同じ色)を使用します。これは、塗料メーカーが推奨する正しい塗装方法であり、塗料の性能を最大限に引き出し、均一な仕上がりを実現するために不可欠です。
結論として、上塗りは屋根の美観を完成させるとともに、塗料が持つ全ての保護機能と耐久性を発揮させるための最終にして最も重要な工程です。この工程が適切に行われることで、屋根は長期間にわたって美しく、そして健全な状態を保つことができます。
株式会社望月建築塗装では、完全自社施工なので中間マージンが発生することがなく下請け業社に依頼する事がないため手抜き工事なく誠心誠意お客様のご自宅をきれいに長持ちする施工をさせて頂いております。
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